読書Style

読書で人生変わるかもしれません。

伊藤羊一「ブレイクセルフ」

ブレイクセルフ、直訳すると自身を壊そう。その名の通り、自分という殻を破り成長するためのメソッドが書かれています。

 

①インプットとアウトプット

本当のインプットとは本をそのまま記憶するのではなく、自分に関連づけて習得すること。また、自分と世界を当たり前に繋げられない違和感はアウトプットすべきそのものである。すなわち、誰自分と世界を当たり前に繋げられない違和感(=アウトプットすべきもの)を感じとり、他人に喜んでもらうことをすることで自分にしか出来ない仕事の種が隠れていることに気づく。

 

②仕事を通じた事故表現

会社の仕事をするのではなく、自分を表現すること(それは自分の心の声に従うことだ)。自分の中にばかり目を向けるな。困った人を見つけたなら、それは種を撒くチャンスだ。また、仕事を通じて人に会えることをありがたく思うことが重要。事故表現については、仕事の報・連・相、提案、説明、プレゼン、コミュニケーションなど、自分のメッセージを表現する場は沢山あることを知ろう。主体性を持って自分を磨くことが大切だ。

 

③変化すること
自分は変われるという想いを信じる。主体性を鍛えると、どうしたらステージに立てるのかという問いへの答えに達する。もし転職を考えているのであれば、同じ分野での転職→線の延長、点を分散させてその点が繋がって大きな広がりになることもある(仕事と関係ないところにも点は敷ける)。ひとつの分野に固執する必要は無い。

 


他人は他人、自分は自分。自分のことを誰の物差しで測っているのか?自分は他の人のことを何の物差しで測っているのか?何が正しくて何が間違っているかなど他人が測れるものではないですよね。自分の価値観をしっかりと持ち、それを信念として表現することが最も重要なのです。


さぁ、自分に問うてみてください。

「表現したいことは何ですか?なぜそれを表現したいのですか?それをどんな方法で表現しますか?」

 

全ては表現することから始まります。あなたもブレイクセルフしてみませんか?

樺沢紫苑「アウトプット大全」

桜の季節ですが、いかがお過ごしでしょうか。

春は新たな挑戦を始めるにはもってこいの時期であり、このブログをご覧になってくださっているということは、読書を始めてみようと思っている方も多いのではないかと思います。

 

私自身、以前は読書=本を読むことだという認識でいました。しかし、この本を読んでからは考え方が180度変わりました。読書以外でもそうですが、インプットした情報や知識はアウトプットして初めて自分のものとなるのだと本書が教えてくれました。人間は忘れる生き物、本をたくさん読んで頭に詰め込んだところで次から次へと入ってくる情報を全て頭に収めることはほぼ不可能です。受験勉強で「記憶」した内容を未だにこと細かく覚えている人は少ないでしょう。しかし、旅行や友人との楽しい思い出は覚えている方も多いのではないでしょうか。それは、体験を通して記憶が自分のものとなった証拠です。どんな方法でも構いません。是非積極的にアウトプットして知識を身につけましょう。きっと成長が実感できるはずです。

 

 ①インプットとアウトプット

インプットするだけでは自己満足であり、アウトプットすることで初めて現実が変わります。大切なのはインプット→アウトプット→インプット…この繰り返しなのです。勉強や読書をしているはずなのに成長しない原因は、インプット過剰+アウトプット不足が原因の可能性が高いので、インプット量を減らしてでもアウトプットする機会を増やしてみてください。また、フィードバックを行うことで方向性が定まり、より明確になってくるでしょう。

 

②具体的な方法(インプット)
まず、勉強する前に10秒「何を学びたいか」を自己質問してみてください。手あたり次第でもいいですが、①で述べた方向性を定める上でも非常に有効です。次に、読書時には本に線を引くなどアウトプットを交えてみるのも良い方法です。ただ読む(眺める)だけよりも、線を引くという行動(アウトプット)を加えることでインプット能率が格段に上がります。

 

③具体的な方法(アウトプット)
脳にあることを書き出してみましょう。インプットした情報が頭の中に詰め込まれただけの状態ではないですか?実際に書き出し、整理することで頭の中をすっきりさせることができます。会社のデスク周りが綺麗な方が仕事が捗るのと同じ理論ですね。また、To Doリスト作成により頭で1日の流れを整理することも重要です。上記のような整理術に通ずるところ。そして、何よりアウトプットすることです。隙間時間を使ってアウトプット。インプットの時間を減らしてでもアウトプット。1日5分でもアウトプット。とにかく、アウトプットしようと常に心の中で呟いてください。何度も言いますが、インプットだけでは意味がありません。

 

④目標設定
目標を公言し、毎日見返し、定期的にフィードバックしてください。それは、自己満足では無く自己成長するための行動です。目標では無くビジョンを掲げるようにしてください。目標を追いかけるよりも、自分のビジョンを描く方がより具体的に行動しやすくなります。

 


さぁ、迷わず行動しましょう。最初は戸惑うかもしれません。やり方がわからないと嘆いてしまうこともあるでしょう。ただ、アウトプットの方法には正解はありません。自分の成長に繋がればこんなに良いことはありません。まずはやってみることです。このブログを読み、最初の一歩を踏み出す勇気をもっていただければ幸いです。

稲盛和夫「生き方」

京セラ、KDDIなどを創設した知る人ぞ知る実業家、稲盛和夫。セラミックの可能性にいち早く着目し、独立してからはたくさんの苦労を仲間と共に乗り越えて、ここまでの大企業に育て上げた情熱には言葉もありません。ビジネスを行う上で「邪な気持ちが無いか」と自分に問う考え方は尊敬に値します。

 

①稲盛先生の考え方

生まれ持った性格に、学び身につけていく哲学を加えて人格と為す。つまり、自分という骨格に知識や哲学を肉付けし、大きな人間へと成長するというもの=真摯に仕事に向き合うことで己の魂を磨くのだ。また、自分たちの利益でなく他者の利益を第一義とする経営の原理原則を大事にしている。まさに、先に述べた「邪な気持ちが無いかを自分に問う」ということである。原理原則を大事にすることを忘れてはならないと我々に伝えてくれている。

 

 

②日々の行動、仕事のこと

計画と準備が大事。構想、実行は楽観的に、計画は悲観的にリスクマネジメントすることが大事。また、壁に当たった時は視点を変えること。そうすること(2次元→3次元への視点の変化)によって解決する事柄もある。そして何より大事なのは仕事に打ち込むこと。そうすることで仕事が好きになるという好循環が生まれるのだ。仕事の中で人間的に成長していく、すなわち働くことに深い意味と価値を生み出すのである。

 

 

③人として

【一日一日の積み重ねが大切】

努力の積み重ねが平凡を非凡にする。近道をせず亀の歩みでも構わない。


【人格を磨け】

上の位に行けば行くほど人格を磨くべきだ。西郷隆盛の言葉を引用「徳高き者には高き位を、功績多き者には報酬を」

 

【煩悩を捨てよ】
三毒「怒り・欲望・愚痴」は人間を苦しめる毒素である

 

【今度は自分が社会に恩返しする番だ】
してもらう側からしてあげる側への変革に考え方を180度変えよう

 

【利他の精神、足るを知る】

知足利他への道程が自分の精神を磨くのだ

 

④大事なキーワード、格言

人生、仕事の結果=考え方×熱意×能力

仕事を好きになれ、仕事に打ち込め

 

 

仕事=経済活動、給料を貰うための手段だと考えている人は多いと思います。しかし、振り返ってみてください。その仕事を通して自分はどれだけ成長できましたか?実直に仕事に向き合い、苦難を乗り越えた先に自己成長や他者貢献が待っているのだと思います。確かに厳しい世の中であると思います。しかし、どんなに能力があっても考え方がマイナスであれば結果もマイナスです。情熱が無ければ物事は進みません。全ては自分の考え方ひとつなのです。千里の道も一歩から。自分を磨き続ければ必ず未来は開けます。

 

読書で人生を変えよう

皆さんはじめまして。

 

Mingei Styleのブログ「料理とうつわ、時々お酒(https://mngtutu3.hatenablog.com/)」をご覧になったことがある方もいらっしゃると思いますが、このたび私の大好きな読書に関するブログもオープンすることにしました。

 

これまで、暇な時の時間潰し程度にしか思っていなかった読書ですが、とある友人(もはや戦友)に勧められて始めた読書コミュニティにより、私の人生が大きく変わることになりました。

 

【読書で人生を変えよう】

 

このように謳って始まった活動ですが、正直初めは半信半疑でした。本を読んだところで人生が変わるなんて大袈裟だ、どうせ自分は変わらない、そう思っていました。

 

しかし、今なら声を大にして言えます。

 

「読書で人生は変えられます」

 

もっと言えば、人生を変えるように行動するスキルが身につくのです。

 

・自分を変えたい、でも変えられない

・どうせ変わらないと思っている

・どうすればいいか分からない

 

そんな人は必ず見てください。

一緒に成長し、人生を楽しみましょう。

そして数ヶ月後、数年後に振り返った時に、自分が変わったと実感できたらこんなに嬉しいことはありません。

 

これから、本の紹介&レビューを元に、皆さんに読書の楽しさをお伝えしていきたいと思いますのでお付き合い頂けますと幸いです。

 

2021年4月2日

Mingei Style 店主