読書Style

読書で人生変わるかもしれません。

樺沢紫苑「アウトプット大全」

桜の季節ですが、いかがお過ごしでしょうか。

春は新たな挑戦を始めるにはもってこいの時期であり、このブログをご覧になってくださっているということは、読書を始めてみようと思っている方も多いのではないかと思います。

 

私自身、以前は読書=本を読むことだという認識でいました。しかし、この本を読んでからは考え方が180度変わりました。読書以外でもそうですが、インプットした情報や知識はアウトプットして初めて自分のものとなるのだと本書が教えてくれました。人間は忘れる生き物、本をたくさん読んで頭に詰め込んだところで次から次へと入ってくる情報を全て頭に収めることはほぼ不可能です。受験勉強で「記憶」した内容を未だにこと細かく覚えている人は少ないでしょう。しかし、旅行や友人との楽しい思い出は覚えている方も多いのではないでしょうか。それは、体験を通して記憶が自分のものとなった証拠です。どんな方法でも構いません。是非積極的にアウトプットして知識を身につけましょう。きっと成長が実感できるはずです。

 

 ①インプットとアウトプット

インプットするだけでは自己満足であり、アウトプットすることで初めて現実が変わります。大切なのはインプット→アウトプット→インプット…この繰り返しなのです。勉強や読書をしているはずなのに成長しない原因は、インプット過剰+アウトプット不足が原因の可能性が高いので、インプット量を減らしてでもアウトプットする機会を増やしてみてください。また、フィードバックを行うことで方向性が定まり、より明確になってくるでしょう。

 

②具体的な方法(インプット)
まず、勉強する前に10秒「何を学びたいか」を自己質問してみてください。手あたり次第でもいいですが、①で述べた方向性を定める上でも非常に有効です。次に、読書時には本に線を引くなどアウトプットを交えてみるのも良い方法です。ただ読む(眺める)だけよりも、線を引くという行動(アウトプット)を加えることでインプット能率が格段に上がります。

 

③具体的な方法(アウトプット)
脳にあることを書き出してみましょう。インプットした情報が頭の中に詰め込まれただけの状態ではないですか?実際に書き出し、整理することで頭の中をすっきりさせることができます。会社のデスク周りが綺麗な方が仕事が捗るのと同じ理論ですね。また、To Doリスト作成により頭で1日の流れを整理することも重要です。上記のような整理術に通ずるところ。そして、何よりアウトプットすることです。隙間時間を使ってアウトプット。インプットの時間を減らしてでもアウトプット。1日5分でもアウトプット。とにかく、アウトプットしようと常に心の中で呟いてください。何度も言いますが、インプットだけでは意味がありません。

 

④目標設定
目標を公言し、毎日見返し、定期的にフィードバックしてください。それは、自己満足では無く自己成長するための行動です。目標では無くビジョンを掲げるようにしてください。目標を追いかけるよりも、自分のビジョンを描く方がより具体的に行動しやすくなります。

 


さぁ、迷わず行動しましょう。最初は戸惑うかもしれません。やり方がわからないと嘆いてしまうこともあるでしょう。ただ、アウトプットの方法には正解はありません。自分の成長に繋がればこんなに良いことはありません。まずはやってみることです。このブログを読み、最初の一歩を踏み出す勇気をもっていただければ幸いです。